- ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶ水泡(うたかた)は、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。-『方丈記』より
 関東にある企業の研究所に勤めた後、山口にある実家のお寺に僧侶として戻ってきた筆者のブログ

ガガイモの実2020年10月18日 18:44

母が「初めて見た! なんの実じゃろ?」
 ツル性植物にゴーヤみたいな実がなっていました。
 なんだと思いますか?
ガガイモ
       
 葉っぱをもとにネットでさがしたところ、
『ガガイモ』の実だとわかりました! 
 ところが、隣でスマホを見ていた坊守が「キョウチクトウ科・・・」と呟いたので、電子辞書で調べていた私は「ガガイモ科だよっ」と。広辞苑もブリタニカ国際大百科事典も野草・山草図鑑にも『ガガイモ科』とでています。勝ち(?)を確信して威張っていたら、「最近分類が変わった」との坊守情報。考えてみたこれらの電子辞書は10年くらい前のものでした。そこで1年前ぐらいに買った大辞林で調べると「キョウチクトウ科(旧ガガイモ科)」との記述が・・・完敗です。(笑)
 日頃、ネットやテレビなどの情報に対して、元の論文などを読みに行って情報の信憑性を確認したりしているのに、自分の手元の辞書を疑いもしませんでした。あれほど「諸行無常」だなんだと話をしているのに、全く身についていません。
 他人のことは疑うのに、自分のことは過信盲信。坊守のおかげで気づかされました!


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