- ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶ水泡(うたかた)は、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。-『方丈記』より
 関東にある企業の研究所に勤めた後、山口にある実家のお寺に僧侶として戻ってきた筆者のブログ

お盆勤めアルアル2021年08月12日 19:21

毎日、暑い!!



盆会2021年08月20日 19:20

2日間全4座の盆会が勤まりました。


 SARS-CoV-2感染対策を取りつつのお勤め・お聴聞となりましたが、多くの御同行との有り難いご縁でした。


 御講師の佐竹隆弘師には突然の変更にも関わらず、尊いお取次をいただきました。有り難うございました!



 COVID-19によって世界がガラッと変わってしまいました。こういった時には、自分の拠り所となる『宗教』の自覚が必要なのだと案じています。


コロナワクチン接種1回目2021年08月26日 23:30

「mRNAワクチンが免疫応答を誘導するしくみは明らかになっていません」Nature 596, 7872 (19 Aug 2021)
 さて、ファイザー社のmRNAワクチンの1回目接種をしてきました!
 現在の腕の状態を描いてみました。(想像図)

 現在、マクロファージや樹状細胞などの食細胞、活性化ヘルパーT細胞、活性化キラーT細胞、ナチュラルキラー細胞が腕の「擬似新型コロナウイルス感染細胞」を絶賛攻撃中。だと思います。(笑)
 今の免疫学は私が学校で習ったことと様変わりしてますが、一番大きな変化は「食細胞」です。異物を食べて消化する(自然免疫)のみと考えられていた食細胞に、実はたくさんのセンサー(TLRなど)があって、その刺激が獲得免疫のトリガーになっていることが発見されました(後に様々な細胞にこのセンサーが確認されています)。TLRにはウイルスのRNAを感知するものがあり、T細胞の活性化を引き起こします。(2011年ノーベル生理学・医学賞)
 mRNAワクチンはその名のとおりSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)のものに似せたRNAが入っているので、これを感知した細胞が化学物質である様々なサイトカインを放出します。これによって免疫担当細胞が活性化したり、引き寄せられたりします。
 一方で、mRNAワクチンは正常細胞に侵入してSARS-CoV-2に特徴的なスパイクタンパクの設計図となります。製造されたスパイクタンパクは樹状細胞に食べられて、その一部を抗原としてT細胞や抗体を作るB細胞に提示します。このスパイクタンパクを目印に免疫応答が確立されます(獲得免疫)。これが、本物のSARS-CoV-2が侵入したときに防御に働くわけで、いわゆる「免疫がついた」状態になります。
 しかし、今回はSARS-CoV-2が侵入しているわけではないので、攻撃対象はmRNAワクチンに”感染”した細胞&免疫担当細胞が多数集まって来ていて「炎症」状態を引き起こします。これが腕の痛みや腫れの原因となっていると考えられます。
 また、血流にのったサイトカインによって脳の体温中枢が刺激されると熱が出ます。
 このmRNAワクチンはウイルス感染を巧妙に偽装していると考えられます。それが(従来のインフルエンザワクチンなどと比べて)効果が高い&強い副反応(まさにウイルス感染したような)の原因と思われます。
 ちなみに「B細胞」が「抗体」を生産し出すのは数日後です。
 だんだん腕が痛くなってきたぞ・・・・
参考文献
 審良静男、黒崎知博「新しい免疫入門」講談社(2015)