- ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶ水泡(うたかた)は、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。-『方丈記』より
 関東にある企業の研究所に勤めた後、山口にある実家のお寺に僧侶として戻ってきた筆者のブログ

透明なクモ2017年05月19日 23:35

 脱皮したてのクモを見つけたので、すかさず「パシャ」っと。まだ透き通ってます。
このままだと体内の組織が紫外線にやられちゃうので、すぐに着色するはず。草刈りをして戻ってみると、物干し竿の影に隠れていました。すっかり色素もできていますね。


 ヒトにはクモの色素とは違う「メラニン」という色素があります。私が「化粧品の研究していました」と言うと、皆さん目の色が変わって(笑)「シミっ!」「シワっ!」・・
 皮膚のメラニンは紫外線の害から守ってくれているんですよ。「黒くなることは良いことです。紫外線による皮膚癌のリスクが減ります!」「でも〜」
 メラニンが蓄積する表皮は順々に外側に押し上げられ、やがて剥がれ落ちていきます。メラニンを他の細胞内に放出するメラノサイトという細胞は表皮の一番奥にあるのですが、このメラニンがシミのモトでもあるので、
「物事にはいろいろな面があって、私たちは勝手に良いとか悪いとか言っているのです。」と僧侶らしくまとめるのですが、なんだかつまらなさそうです。(苦笑)


コメント

_ 帰命葡萄酒如来 ― 2017年05月28日 23:58

先日は久し振りに声を聞けて嬉しかったです。
人生には様々な道が有りますが、偶々私達が出逢った事はかけがえの無い事ですね。仏法に感謝です!

_ 釋俊成 ― 2017年05月31日 08:23

私もです!

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