- ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶ水泡(うたかた)は、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。-『方丈記』より
 関東にある企業の研究所に勤めた後、山口にある実家のお寺に僧侶として戻ってきた筆者のブログ

仕事能力と人格2024年03月21日 18:47


社会心理学者の青木修次氏の論文に書かれていました。
つまり、
「仕事ができるから誠実な人だろう」とか
「仕事ができない人はダメ人間」となりがちな評価は日本社会特有だということです。
 まあ、考えてみれば当たり前のことで、仕事(の能力)というのは個人を構成しているうちの一部分でしかないですし、仕事の成否がすべて本人に依存しているわけでも無いですよね。
 でも、青木氏も指摘していますが、日本人は仕事関係を重視しすぎているそうです。
 評価される側もそうで、「仕事でダメ出しされると人格を否定された気になる」ので、素直に失敗を認められず感情的になってしまいます。 
 そういったことから日本社会は「失敗を想定」したシステム作りが苦手なようで、そのせいで様々な問題が起こっています。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kyousouji.asablo.jp/blog/2024/03/21/9677739/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。