- ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶ水泡(うたかた)は、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。-『方丈記』より
関東にある企業の研究所に勤めた後、山口にある実家のお寺に僧侶として戻ってきた筆者のブログ
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貪欲 三毒その3 ― 2010年10月01日 22:18
三毒の最後の一つは、「貪欲」です。「とんよく」と読みます。「自己の欲するものをむさぼり求めること。自己の情にかなうものを受け入れて、あくことを知らない心。度を超えて欲の深い事。非常に欲の深いこと。名声や利益をむさぼること。欲ばる心。むさぼりの心。むさぼり。」と書かれています。まあ、文字そのままですよね。必要以上の「欲」です。
人間の欲に限りがないことは、ちょっと周り(自分も)を見渡せばすぐに分かります。ドーキンスっぽく言うと、それが進化の過程で必要だったのでしょう。より良いものをよりたくさん求め続ける事が・・・。しかし、今のヒトはどうでしょうね。その欲は地球を滅ぼしそうな勢いじゃないでしょうか。そんな大げさな話をしなくても、行き過ぎた欲望が当人も他人も不幸にしていることは、毎日ニュースを見てれば分かります。「貪欲」の説明には続けて「いわゆる渇愛のことで、苦の根本原因」と書かれています。
が、これが自分のこととなると、なかなか気付きません。「貪欲」によって周りも自分も「苦」るしんでいるなんて・・・。もちろん、「欲」が不要なわけではないでしょう。これがなくなると生物として生きて行けなくなりますから。だからこそ、仏教では「少欲知足」と言われているんですね。「欲を少なくし、足るを知る」です!!
浄土真宗の根本経典である「仏説無量寿経」には「少欲知足にして染・恚・痴なし」と書かれてあります。「染(ぜん)」とは貪欲と同じで、すなわち「三毒がない」という意味です。ということは、「少欲知足」も我々にはかなり難しいことですね。気を付けよう!(それにしても、もうちょっと大きなPCモニターが欲しいな・・・←おいっ!)
参考文献
浄土真宗聖典(注釈版第二版)、本願寺出版社
水野弘元、 仏教要語の基礎知識、春秋社
中村 元、広説佛教語大辞典、東京書籍
人間の欲に限りがないことは、ちょっと周り(自分も)を見渡せばすぐに分かります。ドーキンスっぽく言うと、それが進化の過程で必要だったのでしょう。より良いものをよりたくさん求め続ける事が・・・。しかし、今のヒトはどうでしょうね。その欲は地球を滅ぼしそうな勢いじゃないでしょうか。そんな大げさな話をしなくても、行き過ぎた欲望が当人も他人も不幸にしていることは、毎日ニュースを見てれば分かります。「貪欲」の説明には続けて「いわゆる渇愛のことで、苦の根本原因」と書かれています。
が、これが自分のこととなると、なかなか気付きません。「貪欲」によって周りも自分も「苦」るしんでいるなんて・・・。もちろん、「欲」が不要なわけではないでしょう。これがなくなると生物として生きて行けなくなりますから。だからこそ、仏教では「少欲知足」と言われているんですね。「欲を少なくし、足るを知る」です!!
浄土真宗の根本経典である「仏説無量寿経」には「少欲知足にして染・恚・痴なし」と書かれてあります。「染(ぜん)」とは貪欲と同じで、すなわち「三毒がない」という意味です。ということは、「少欲知足」も我々にはかなり難しいことですね。気を付けよう!(それにしても、もうちょっと大きなPCモニターが欲しいな・・・←おいっ!)
参考文献
浄土真宗聖典(注釈版第二版)、本願寺出版社
水野弘元、 仏教要語の基礎知識、春秋社
中村 元、広説佛教語大辞典、東京書籍
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