関東にある企業の研究所に勤めた後、山口にある実家のお寺に僧侶として戻ってきた筆者のブログ
「唯脳論」(文庫版) ― 2013年04月01日 21:15
という問いに対しては、心理学的、哲学的などいろいろ記述ができるでしょうが、生物学的に言うとやっぱり「脳」にあるのだと私は思います。
こう書くと「唯物論」的ですが、これを「唯脳論」と言っているのは解剖学者の養老孟博士です。
養老博士によると、「脳」の機能としての「心」ですが、「脳」というのは(末梢神経を通して)全身と繋がっているので、「唯脳論」とは「身心一元論」であるとのこと。なるほど。
ところで、我々の骨格は4万年前くらいから変化していないそうです。従って、「脳も変わっていないはずである」だそうです。
ということは、我々の知能は4万年前と変わってないんですね・・・。
まあ、自分の事を棚にあげても、ニュースを見ていると、
「人間って言っても、頭悪いよね・・・」と思う事が多いです。
養老孟司、唯脳論、株式会社筑摩書房(2010)
仏教での「こころ」 ― 2013年04月03日 20:59
さて、仏教では「こころ」 をどう定義しているのでしょうか?広説仏教語大辞典からひろってみました。
主としては、次の三つがあります。
I. 意・・・
①思い。こころ。思いめぐらす心のはたらき。
④説一切有部では眼・耳・鼻・舌・身と並ぶ器官の一つで、認識のはたらきをなす。思考器官、心・識に同じ。
II. 識・・・
①認識作用、識別作用。心の把握したことがらを区別して理解し、これこれであるという決定を与える事。
②心・意に同じ。
III. 心(しん)・・・
①こころ。宇宙の存在一般に対する人間の精神。
③思考の器官、普通は意と訳される。
④五蘊の一つ、識のこと。
⑤心は意および識と同一であるとされる。
集起の故に心と名け、思量の故に意と名け、了別の故に識と名く。(後述)
⑥唯識説では純粋に対象そのものを見ること。
⑭心臓(特にこの意味のときは「肉団心」という)
<解説>仏教では、心は色(物質)または身(肉体)に対する。心は詳しくは、「心(チッタ)」「意(マナス)」「識」の三つにわけて説明される。説一切有部ではこの三つは同じもとされるが、大乗の唯識説では、こころは諸現象の発生の原因の集まりであり、そこから諸現象が生起するところの根本原理(アラーヤ識)をさし、意は思量の意味で思惟作用(マナ識)をさし、識は了別の意味で認識作用(六識)をさす。
心を価値の根源とみなして、清らかな心、煩悩にけがされた心などの種々の分類がある。
心と物とが相依相関として存在し、どちらか一方を実在として他方をその現れとみないということから、色心不二が説かれる。しかし、実践の面からは心の主体性が強調される傾向が強い。
他には、次のような記述もありました。
情・・・①有情のこと。②根、器官、認識の器官。③こころ
※有情①生命をもって存在するもの。生きもの。感情や意識を有するもの。
②生存主体。ほぼ霊魂に同じ。③人びと
引用文献
中村 元、広説佛教語大辞典、東京書籍
明日は爆弾低気圧 ― 2013年04月05日 20:00
去年の日誌を見ると、「4月3日」に「爆弾低気圧」と書いていました。
これは・・・今後、毎年こんな感じなのでしょうか?
「こころ」は世界と繋がっている ― 2013年04月08日 22:41
「脳はこころの機能である」「脳は末梢神経を通して全身と繋がっている」ということを書きました。視覚、聴覚、味覚、触覚、痛覚などの感覚器官からの刺激は脳に伝えられ、脳で処理されます。
脳が「こころ」の機能であるなら、「私のこころ」は感覚器官を通して周りの環境、すなわち世界と繋がっているということです。
その中ではただ「繋がっている」ということではなく、脳細胞のネットワークが外部からの刺激によって形作られるように、「こころ」も外部からの刺激によって形作られていくのではないでしょうか。
精神分析で有名な、C.G.ユングは「本能傾向ならびに祖先の経験した行動様式や考え方が遺伝的に受け継がれて来たもの」として「集合的無意識」という言葉を使っています。私たちの「こころ」の形成に「周りの環境」が多大な影響を及ぼしているとしたら、それこそ「遺伝的」に見えるような、個人を超越した普遍的な無意識が形成されていくのかもしれません。
やっぱり「氏より育ち」なのですね?!
参考文献
養老孟司、唯脳論、株式会社筑摩書房(2010)
ブリタニカ国際大百科事典 小項目版(2011)
南山堂医学大辞典第19版、株式会社南山堂
福島原発の汚染水漏れ ― 2013年04月12日 21:49
「原発可動止む無し」といったムードになりつつある中で、全く先が見えないのが福島原発ですね。
隣町の上関原発はそのうち(隙をついて)建設が始まってもおかしくないような・・・。実際はいろいろ手続きがあるからそんなことはないでしょうが、気になります。
福島原発の現場で働いている方達はとても大変な思いをしているはずですが、それを無駄にするような上の人たちの振る舞いが、如何ともし難いというか、何と言うか。
これに限らず、国内外が落ち着かないなかで、ナショナリズム高揚的な雰囲気になっているように見えますが、それはかつて何度となく繰り返された「嫌な香り」がします。
今やほとんどの日本人(もちろん私も含めて)が嗅いだ事の無い、その「嫌な香り」を「良い香り」と錯覚しないように気を付けないと、また・・・・
TPP惨敗予想 ― 2013年04月15日 21:22
「しかたがない、農業と保険は米にくれてやれっ。 その代わり、製造業(輸出)の利益は確保で、我々(だけ)はハッピーだ!!」
のはずが、なぜか巧妙に米国内の製造業が保護されていて、日本は丸裸。
それならば流通業で!!と思っても、燃料代の高騰でコストパフォーマンスが悪く、ことごとく競争に負ける・・・
「マアマア心配シナサンナ。アナタガタカラモウケタオ金ヲ、投資シテアゲマスヨ。ニコッ!(ソノウチ会社モラウケドネ)」
問い(1)
上の文章を良く読んで、間違ってるところを正しく書き直しなさい。
(静かの海大学 入試問題 2313年)
答え
誤)なぜか → 正)案の定
「いじめ」は生き残りに有利にはたらいた? ― 2013年04月19日 22:06
だいたい大人社会でいじめが蔓延しているのに、それを子供達が見逃しているわけがない。条件がそろえば発動するのはあたりまえの話でしょ。
そもそも個体で見た場合、私たちは等しくはない。色々な物差しで順位付けができる。身長を物差しで並べると、もちろん同じ背丈もあるけど順番ができる。(こういった差別化を仏教では「分別智」と言うが、今回はそれは置いといて・・・)
背の低いヒトグループは「大男、総身に知恵がまわりかね(笑)」
逆に「小男の総身の知恵もたかがしれ(大笑)」(「パタリロ!」より拝借)
という具合に、お互いいじめのネタには事欠かないよね。
「いじめ」は心理学的や社会学的に分析されているけど、「私たち全員いじめっ子」という前提になっているんだろうか? 私たち全員にいじめっ子の素質がある、しかもそれはいとも簡単に発動するということは、それが生物として備わっているとしか思えない。群れなどの複数の個体で共同生活するといった、「社会性」とともに獲得されたのではなかろうか。
そして、いじめっ子が進化の流れのなかで生き残ってきた。
もっとも単純に思いつくのは、いじめると分け前が増えること。獲物を狩るときは一緒にするけど、分配する時に分け前を減らす。「文句言うんなら群れから出て行けば。」・・・いじめだよねコレ。
子供達の学校での「いじめ」をなくそうと思ったら、我々大人達の社会から「いじめ」をなくさなければいけない。それには先ず「私たちは常に弱いものいじめをしている」ということに気がつかなければ。
国会議員が靖国神社参拝 過去最大数 ― 2013年04月24日 20:52
ナショナリズムが高まっているとみるやいなや、国会議員がすかさずアピール。分かりやすすぎます。
我々が本当に愛国心を持っているなら、やるべき事はダメ議員を落とす事。投票に行って、議員にプレッシャーをかけないと、不正に献金している企業だけが優遇され続けますよ。
今回、参拝した議員も何かすねに傷をもっているんじゃないんですかね?「迂回寄付」とか・・・・。
私が国会議員の靖国神社参拝で気になる(というか腹立たしい)のは、
「英霊に尊崇の念を表する」とか「信教の自由」とか白々しく言ってしまうことです。だって政治利用しているだけじゃないですか。もっと遺族は怒っても良いと思う。「戦死者まで票取りに利用するのかっ!」と。
今は対外的に強い姿勢を見せれば、国内の人気がとれるムードになって来ています。そういった姿勢とはうらはらに、TPPは失敗するでしょう。その不満を逸らすために、増々「大言壮語」が増えますよ。「農家の所得倍増」とか。
山口県参院補選ジミン圧勝 ― 2013年04月29日 22:38
しかし、
与党時代、法務大臣にまでなったのに、「無所属」ってどういうことですかね?
でも、推薦はもらってる。ポリシーがあるのか、ないのか・・・?
もっとも、議員にポリシーを求める方が間違ってるか!
そこはジミンも一緒だね!!
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