- ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶ水泡(うたかた)は、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。-『方丈記』より
 関東にある企業の研究所に勤めた後、山口にある実家のお寺に僧侶として戻ってきた筆者のブログ

上関原発ディストピア構想2015年04月03日 19:32

 -ディストピア…ユートピア(理想郷)の反対語。幻滅郷-

 常々思ってるんだけど、
 嘘を言うから、後になって「こんなはずじゃなかった・・・」ってなるんだから、最初から正直に言えば良いのに。

 中国電力は原発を造って動かさないと投資損だし、上関町は破綻しているし、自民党は言わずもがな。

 いっそのこと原発造って、そこに「上関原発記念館」を併設すればよい。
 メインの展示物は、「上関原発炉心溶融・爆発事故被害予想模型」と「先月の放射線漏出量」。人気コーナー「匿名投稿:上関原発危機一髪!!」。みたいな。
 そして、日本はもとより世界中で起きた原子力関連事故を資料にして展示する。スポンサーは中国電力。

 館のテーマはもちろん「原発の危険性」。原発は安全だっていうから嘘になるわけで、原発がどんなに危険なものかを周知させるのが目的。
 そして、ここを訪れた人は原発バブルに湧く近況と「被害予想模型」のギャップに世の儚さと人間の愚かさを学んで帰るのです。


 なんでこんなこと言うかというと、原発予定地からお寺までは15Km以内で、人ごとでは済まないからです。。。