- ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶ水泡(うたかた)は、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。-『方丈記』より
 関東にある企業の研究所に勤めた後、山口にある実家のお寺に僧侶として戻ってきた筆者のブログ

時節柄(?)スター・ウォーズねたで2010年07月21日 23:50

 いきなりですが、スター・ウォーズが超ストライクです。世代的にはちょっと早い感じですが、小学生のときは子供向けSF小説を結構読んでたので。「木星のラッキー・スター」とか・・・。この本の著者はポール・フレンチという人ですが、実はアイザック・アジモフのペンネームでした(ということを、かなり後になって知った)。
 アイザック・アジモフはいわゆる「ロボット三原則」の生みの親です。「人を傷つけてはならない。云々」ってやつですね。この三原則は人工知能的にはやっかいらしく、「フレーム問題」というものを引き起こすそうです。
 人工知能と言えば「LISP」。高校生のときいろいろ本を読んだな〜。雑誌のエミュレーション(というか簡易版?)プログラムを打ち込んだり(今の人は、コンピュータで遊ぶためにプログラムを自分で打ち込むなんてことはしないだろうけど)。大学の情報処理の演習が「FORTRAN」だったのはがっかりだった・・・。
 閑話休題
 この「フレーム問題」について、Daniel Dennett(哲学者!)が論文を書いているのですが、その思考実験にでてくるロボットの名前が「R1」。これは失敗で次が「R1D1(Robot-Deducer)」。これも失敗で次が「R2D1」。これも失敗で最後(の究極ロボット?)が「R2D2」・・・。スター・ウォーズより発表年代が後なので、わざとかな???
 論文読んでもチンプンカンプンなのですが(^^;)、人間並みの人工知能を作るのはかなりたいへんみたい。

 ところで、スター・ウォーズの「R2D2」って、かわいい奴ですよね!!
(今日は何人ついてきてくれたかしら?)

参考文献
 DANIEL C. DENNETT, Cognitive wheels: the frame problem of AI, (C. Hookway ed., Minds, Machines and Evolution, Cambridge University Press, 1984, pp. 129–150)