- ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶ水泡(うたかた)は、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。-『方丈記』より
 関東にある企業の研究所に勤めた後、山口にある実家のお寺に僧侶として戻ってきた筆者のブログ

ポアンカレ予想のドキュメンタリー2012年06月21日 20:41

 約100年わたり未解決だった「ポアンカレ予想」というものが、今世紀の始めに解決されたのですが、これについてのドキュメンタリー番組を見ました。放送自体は大分前にあったのですが、録画したまま見ていなかったのです。

 これを証明した数学者(ロシア人のグリゴリー・ペレリマン)が有名な賞の受賞を辞退して、賞金も受け取らなかったというので記憶に残っていたのです。

 ペレリマンに先立ち「ポアンカレー予想」を証明しようとしていた研究者たちの様相は、凄まじいものがありました。何かを解明しようとしたとき、そのエネルギーの反動というか反作用は恐ろしいものがあるのだなーと感じます。

 それだけのものなので、100年もの間証明されてなかったのでしょうけど・・・。

 「たくさんの仲間がポアンカレの予言通り、とんでもない場所にいってしまった。」という老数学者のコメントが印象的でした。


 しかし、伝記というかこういった人間模様を見るのは勉強になります。

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