- ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶ水泡(うたかた)は、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。-『方丈記』より
 関東にある企業の研究所に勤めた後、山口にある実家のお寺に僧侶として戻ってきた筆者のブログ

子供は騒ぐもの・・・?2013年08月13日 11:58

 お勤めに行ってこういう話を聞きました。

 病院の待合室で、子供が騒いであまりにもうるさいので注意した所、その子の母親曰く、
 「子供は騒ぐものでしょ」
 ですって。
 巷でも良く聞く話です。

 騒ぐ子供を静かにさせようとして四苦八苦している母親を、
 「子供は騒ぐものだから・・・」
 と周りの他人が慰めるのなら分かりますが、母親が使うセリフじゃないんじゃないかなと思います。


 幼稚園に入る歳になるまで毎月の月忌勤めで、おじいちゃんとおばあちゃんとお母さんといっしょにいた子は、今でも時々(休日とか)いっしょになるときはお勤めの間はきちんと静かに座っています。今日のお盆勤めもそうでした。お勤めが終わったら遊び始めるけど(さすが幼稚園児)。
 同じような年齢でも、そういった経験の無い子はお勤めの間じっとしていられないでしょう。実際法事で静かにできない幼児は多く見受けられます。

 これらのことが意味している事はなにか。いろいろ考えさせられます。(もっとも状況は非常に単純で、要はやるかやらないかなんですけどね。)