- ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶ水泡(うたかた)は、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。-『方丈記』より
 関東にある企業の研究所に勤めた後、山口にある実家のお寺に僧侶として戻ってきた筆者のブログ

改憲議論→国民投票 やるべきでは?2016年02月08日 21:13

 日本国憲法の改憲議論に反対意見がありますが、「平和」を考える上で私はこの辺で一回やっておくべきだと思います。
 太平洋戦争の記憶が残っているうちに。
 国民投票となると、学校で漫然と聞くよりも少しはまじめに考えるんじゃないだろうか?
 ・太平洋戦争の状況。
 ・敗戦後、日本が(憲法上)武力放棄をしたのはなぜか。
 ・日本が戦後急速に復興し、豊かになったのはなぜか。
 ・世界中で武力衝突が起こっている中で、日本はどうするのか。
 の様なことを考えさせるきっかけができると思う。
 今の日本人は「そんなこと自分に関係ない」と思っている人がほとんでしょ?

 一方で、若者や子ども達は、リアルなコンピューター グラフィックス(CG)の戦争ゲームによって、「敵を殺したら自分が幸せになれる」とオペラント条件づけされているから、どんどん戦争に抵抗がなくなっていきますよ。
 ここいらで、一度釘を刺しておくべきでは?
 武器・弾薬は消耗品で、これが「必需品」となれば軍需産業は金のなる木なので、欲に目のくらんだ者たちがやりたい放題しますよ。
 政治家が「国民よりお金が一番」というのは、最近のニュースで再確認できたでしょっ!
 その為には「改憲議論→国民投票」と日本全土を巻き込んで騒動を起こしておかないと、誰も本気で「平和」について考えないと思います。
 現に、「憲法九条堅持」を掲げる党首ですら、「日本国民の生命と財産が武力によって脅かされたら?」という問題に、まともに答えられないようじゃ、「平和」について何も考えてないという事がわかりますよね。