- ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶ水泡(うたかた)は、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。-『方丈記』より
 関東にある企業の研究所に勤めた後、山口にある実家のお寺に僧侶として戻ってきた筆者のブログ

「植物状態」の患者に意識あり2010年02月05日 23:06

 CNN.co.jpによると、植物状態と診断された患者らの脳の反応を機能的磁気共鳴画像法(fMRI)で調べたところ、一部の患者に意識のある兆候が見られたそうだ。確かに外部から反応が確認できないからといって、意識がないとは言いきれないが、ちょっと恐ろしい話。
 去年、ベルギーでは23年前の事故で植物状態だと診断された患者に意識があったとのこと。コンピューターのキーボードを通して「叫びたかったが声が出なかった」などと訴えたそうだが、もし自分がそうなったらと思うと。。。
 この世界には、我々が想像だにできないことが、まだまだたくさんあるということ。