- ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶ水泡(うたかた)は、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。-『方丈記』より
 関東にある企業の研究所に勤めた後、山口にある実家のお寺に僧侶として戻ってきた筆者のブログ

1ヶ月です・・・2011年04月11日 22:47

 つくば・渋谷・沼部・韮崎・小淵沢・市川・築地
 関東は縁が深く、ニュースを見ていると心が痛みます。

 あれから1ヶ月です。
 震度6の「余震」という恐ろしい状況が続いてます。福島原発も先が見えないという、これまたとんでもなく恐ろしい状況です。

 人類は生活の場を求め、極限の土地に足を踏み入れてきました。それは自然との闘いであったと思います。しかし、その実は「自然との調和(対話)」ではなかったでしょうか。自然に対して人類のごり押しは通用しないということを、何度も何度も身を以て知らされてきたことでしょう。
 そして、その度に、互いに助け合いながらそれを乗り越えてきたに違いありません。

 近年「がんばらない」「がんばりすぎない」という言葉をよく聞くようになりました。被災者の方々は既に精一杯がんばっています。今、がんばらなければいけないのは、被害を受けていない我々ではないでしょうか。

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