- ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶ水泡(うたかた)は、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。-『方丈記』より
 関東にある企業の研究所に勤めた後、山口にある実家のお寺に僧侶として戻ってきた筆者のブログ

おしっこで育てたトマト食べますか?2010年01月19日 23:42

 手元にBBC(イギリス放送協会)が出している「FOCUS」という科学雑誌の12月号があるのですが、その中の”Your vote”というコラムの質問が今回のタイトルです。
 味は「従来の肥料(化学肥料?)」と同程度だったと"brave tester"(勇敢な被験者・・・)が判定したとのこと。

 さて、結果は(シールをクリックする前に、予想してみて下さい!)
   Yes;66%  No;34% だそうです。
 
 これを見て、「いや~、正直だな、英国人」と思いました。^^;

 私は大学時代、いわゆる農芸化学やバイオテクノロジーといわれる分野の勉強をしてました。「無肥料(&無農薬)で自然栽培」という考え方もあるようですが、食料として収穫する以上、何かを足さないと地力が奪われるばかりで、それこそ「自然じゃない」よなーて思ってます。
 その上で、製造にエネルギーを必要とする化学肥料よりは、おしっこをリサイクルする方が地球にやさしい気がします。あくまで理想論ですけど。

 しかし、日本ではどんな結果になるか興味ありますね。

参考文献 BBC FOCUS, Issue 210, December, p17 (2009)